検索エンジンでキーワード検索した検索結果には「広告」と「広告以外の一般サイト=自然検索」が表示されています。
YahooやGoogleで検索した時に最も上位(1位よりも上)に表示されているのは「広告」です。また、右側のサイドバーにもいろいろと広告が表示されています。
これらの広告と自然検索のクリック率に差があるのでしょうか?
答え:あります
私も知識として持ち合わせていなかったので、今回調査した結果をご紹介します。
広告のクリック率は圧倒的に低い
調査するまでは、1位よりも上に表示されている広告なんだから、広告と自然検索にはそれほど差はないと考えていたのですが、「SEO in Philadelphia」の検索順位ごとのクリック率で統計データを確認してみたところ、数倍の差があることが分かりました。
順位 | 自然検索のクリック率 | 広告のクリック率 |
1位 | 15.08% | 4.54% |
2位 | 10.26% | 1.79% |
3位 | 7.32% | 1.51% |
4位 | 4.94% | 1.17% |
5位 | 4.95% | 0.93% |
6位 | 2.21% | 0.77% |
7位 | 2.04% | 0.68% |
8位 | 2.39% | 0.54% |
9位 | 1.45% | 0.51% |
10位 | 1.84% | 0.57% |
正直ここまで差が開いているとは思っていませんでした。
費用対効果の十分な検討が必要
サイトの集客効果を上げたいからという理由で、資金さえあれば広告に関しては1位を簡単に取ることができますが、クリック率がここまで引くと費用対効果を十分に検討しなければいけません。
自然検索のクリック率に関しては1位~3位あたりまではユーザは上位だからという理由でとりあえずクリックしてしまうのかもしれません。4位以下になってくると差がそれほどなくなり、20位くらいまでは1%くらいのクリック率に収まるそうです。
広告に関しては費用を出しているのにもかかわらず、10位の時点で0.57%になってしまっています。
クリック率を上げるためには短期では広告に頼ることも必要ですが、その傍らで魅力的なコンテンツを作り続けることが大切です。コンテンツが充実してくれば自然検索結果でも上位表示されるようになると思いますので、その際には広告費用をカットするなどの方法を取ることができます。
そして浮いた広告費用でさらにコンテンツを充実させていく。このような流れができれば強いサイトを作ることができるでしょう。
本日は以上です。