「お客様のホームページが検索結果で上位に表示されているのにお問い合わせにつながってないんだよね。原因は分かってるんだけどね。」
そんな話をホームページ制作会社の方から聞く機会がありました。本日はそのお話のご紹介です。
SEO業者が出来るのは上位に表示させるところまで
その方は長年ホームページ制作と共にSEOにも取り組んでおり、制作したホームページはほぼ全てが上位に表示されているという実力の持ち主です。
結論から言うと「SEOで出来るのは、結局ホームページへの集客するところまで」ということです。
実際の店舗で例えると、
- お店に来てもらえるようなキャッチコピーを考えて広告を作る。(=ホームページの制作)
- 広告を多くの人の目に触れるところに展開する。(=検索エンジンで上位に表示)
- お店の前にまで人を誘導する。(=検索結果の一覧からクリック)
ということです。
魅力的な商品(=コンテンツ)がなければ、お客様は帰ってしまう
お客様を店内に呼びこむところまでは成功しました。
お客様は店内の商品を見ていることでしょう。店内に入ってくれたということは、少なくともお店のカテゴリに関しては興味があるということです。
となると、次は商品(=コンテンツ)に魅力があるかどうかです。
魅力とは、
- 商品のオリジナリティ
- 商品のクオリティ
- 商品のコストパフォーマンス
などで表すことができます。価格に関してはオリジナリティやクオリティによって左右されるものなので、安ければいいというものではありません。価値があるのならば高い値付けをするべきです。
自分自身がお客様だった場合、自社の商品を買いたいと思うかどうか?です。自分自身が買いたいと思ったなら、街へ出て10人くらい聞いてみてもいいかもしれません。そこでの客観的な意見を反映して、より買いたいと思う商品づくりを目指してください。
先のお客様の商品が売れない原因は、「価格」でした。
インターネットを使えば同業他社の価格が簡単に調査できてしまいます。
先のお客様はサービス業なのですが、サービスの価格が他店と比較して、1万円ほど高かったのです。サービスの内容はホームページを見る限りではお客様からは他店と同じに見えるものでした。
他店と比較して値段が高いのは悪いことではありませんが、それが許されるのは付加価値がある場合だけです。お客様がその価値を見出すことができなければ、ただ単に高いだけのサービスです。当然お客様は他店舗の同様のサービスを依頼することでしょう。
インターネットで同業他社の価格を調べることが容易になったことによる、まさにインターネット時代の弊害(?)の1つかもしれません。
ホームページ上で価格を表示する時は、その価格に優位性があるのか?、商品そのものにその価格に見合うだけの価値があるのか?
お客様に対してこれらの情報をしっかりとホームページ上で発信していかなければなりません。
本日は以上です。