前回の「リスティング広告とは?」の続きです。
前回はリスティング広告について概要を説明しました。今回はリスティング広告を出稿する際に広告に設定する適切なキーワードの選択方法について説明します。
検索者の立場になってキーワードを設定する
前回説明したようにリスティング広告はYahooやGoogleのような検索エンジンで検索に用いたキーワードに紐付いて表示される広告です。
ということは、キーワードを入力して検索しているユーザーは探している対象を明確に意識していることになります。なんとなく検索する人はあまりいませんよね。
つまり、ユーザーが探している対象と広告の内容が一致することができれば、その広告は有効であると言えます。検索者の立場、自分自身がそのキーワードを使って検索する場合、何を探しているのかを十分に想像してみてください。そうすれば、出稿しようとしている広告に適したキーワードが思い浮かぶはずです。
キーワードプランナーはあくまで参考程度
Yahoo!プロモーション広告の場合はキーワードアドバイスツール、Google AdWordsはキーワードプランナーというキーワードを決める場合に役立つツールを提供してくれています。月間検索ボリュームなどが分かるのでキーワードの選択に役立てることができます。
しかしながら、過信は禁物です。
これらのツールは予想クリック数を参考値として提示してくれますが、全くアテになりません。先にも述べたように検索者の探索対象と広告の内容が一致していなければ、いくらツールでクリック率が高くても全くクリックしてくれないわけですから。
逆にツールが示すクリック率に達していない場合、キーワードの設定が広告の内容とマッチしていないと考えることもできます。
運用を通してさらにキーワードを絞り込む
キーワードは完全に決めてしまう必要はありません。候補を20個くらいにまで絞り込んでみてください。1つの広告に対して複数のキーワードが設定できますので、どのキーワードで表示された広告のクリック率が高いのかをしばらく観察すると良いでしょう。
あまりにキーワードが多いと管理が大変になり、どのキーワードが効果があるのか絞り込むことが困難になってしまいがちです。最初は欲張らずに20個程度(Googleオススメ)から始めてみてください。
良い広告文の例
良い広告には、注目を集めるキーワードがしっかりと含まれていなければなりません。テレビの販売広告に関して例を挙げてみました。どちらの広告のほうがクリックしたくなるでしょうか?
- 広告タイプA
大手メーカー製テレビを販売中!国内メーカーのテレビを割引価格で販売中!ぜひお越し下さい! - 広告タイプB
大手メーカー製テレビ特別特価!毎日先着5名様まで最大50%OFF!8月限定特別キャンペーン!
広告タイプBのほうがクリックしてみたくなりますよね。注目キーワードは「特別」「先着」「最大」「限定」です。その広告を見つけた時にクリックしなければ、もう次の機会はないかもしれない。そのような感覚を広告を見た人に感じさせなければなりません。
「誰に対して、どのような内容を伝え、そしてどんな行動を期待するのか?」
これをテーマにして広告内容は検討してみると良いでしょう。
本日は以上です。次回はディスプレイ広告について説明してみたいと思います。
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