今回はSEOではなく、LPOについてです。
ランディングページの検索順位が2ヶ月経過したのに上昇していないという相談を受けました。今回はランディングページについていろいろ調べた結果をまとめたいと思います。
ランディングページとは?
簡単にいうと誘導サイトです。様々な商品を扱う本体のサイトがあり、それとは別に個別の商品にフォーカスを当てたサイトを作ることで、本体サイトに誘導することを目的としたものです。
例えば、車メーカーのサイトを例に上げると、車メーカーは様々な種類の車を販売していますので、本体サイトは車の数だけのページが1つのサイトの中にぎゅっ!と押し込まれた状態になっています。つまり情報が分散している状態です。
そこでランディングページの出番です。ランディングページではとある1車種だけの情報に絞り込んで、本体サイトでは掲載していないよりコアな情報や、乗車して下さったお客様のご意見などをサイトに掲載することによって、その車の購入を検討しているお客様向けの専門ページとして作成します。
ランディングページはある意味、その車に関する専門サイト化していることになります。購入を検討しているお客様にとっては非常に有効なサイトであり、購入意欲がさらに高まる可能性があります。
ということはランディングページは興味を持っている人向けの内容であり、さらに本体サイトへの誘導に成功するような内容でなければなりません。
ちなみに最初に書いたLPOというのは、Landing Page Optimizationの略で、ランディングページのSEO対策をすることを意味します。
ランディングページは評価が低い?
調べたところによると、ランディングページは検索エンジンからの評価が低くなる傾向があるそうです。その理由をまとめてみました。
- 画像を多用しているため、テキストの絶対量が少ない
- キーワードが数種類であるため、検索クエリが固定化されてしまい、検索結果に表示される回数が少ない
- 更新頻度が低いため、クロールされる頻度が非常に低くなる
つまりランディングページは特定のキーワードには強く反応するが、汎用性がないため検索結果の表示回数が本体サイトよりも少なくなってしまうということです。
このような理由から、ランディングサイトは検索順位で上位に表示させることには適しておらず、インターネット広告と相性が良いとされています。広告のリンク先をランディングページにしておいて、そこから実際に購入意志があるお客様を本体サイトへ誘導するという流れです。
実際、GoogleのAdwordsなども検索結果に含まれるキーワードに関連性の強い広告を表示しているわけですから、ランディングページのようにターゲットが明確になっているページのほうが広告として適していると言えます。
ランディングページは上位に表示できないのか?
ということは先の相談者に対する回答としては「ランディングページは通常検索で上位に表示させることは困難なので、検索順位は気にせず広告用として利用するのが適切です。」と言うべきなのでしょうか?
実際にお客様の気持ちを考えた場合、たとえそうだったとしてもやっぱり検索結果で上位になりたいというのが本音でしょう。
では、ランディングページをどうやって上位に表示されるように改善していけばいいのか?ということを考えてみます。
私は通常のページと同じようにすれば良いと考えています。つまり、セオリー通りです。ランディングページだからといって特別扱いする必要はなく、通常ページにおけるSEOの基本を実践していくべきだと考えます。
- 400字以上のオリジナルテキストを書く
- 更新頻度を上げる
ということです。特に更新頻度やオリジナリティに関して最近のアップデートでさらに重要視される傾向が強まっており、検索順位を上位にするためには必須とも言える対策です。
そして、何よりも重要なのが「その情報がユーザーの探している内容であること」です。ユーザーが探していない情報はどうやっても検索は上位に表示されることはありません。ユーザーの立場から、ユーザーが望む情報を提供すること。実際、これがすべてだと言ってもいいくらいです。
具体的な対策
私自身はお客様に「検索順位は自分自身の熱意の結果」といつもご説明させて頂いております。ランディングページでは、どれだけその商品がお客様にとって有益であるのかということを熱意を持って説明できているかどうかです。具体的な手法として考えられるのは以下の3つです。
- 商品の売れ行きなどの商品に関する詳細情報を頻繁に更新する
- 商品を購入してくださったお客様の声を紹介する
- 画像には必ずアンカーテキスト(altタグ)で画像の内容を説明する
この対策でテキスト量も増えますし、更新頻度も上がります。またお客様の生の声をご紹介するというのは、検索されるキーワードである確率が高いとも言えます。さらに、既にご購入して下さったお客様の感想ほど、購入を後押しする要素はありません。そしてそれは数が多ければ多いほど効果が高まります。
ランディングページだからといって、既成概念に囚われることなく、基本に忠実にコンテンツとして充実した内容にしていけば、ランディングページも検索順位が自ずと上昇するはずです。
私自身も実践を通してこの内容を検証してみたいと思います。本日は以上です。
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